膝で緊張のスイッチをオフにする?
いちばん深い眠りは、眠りに入ってすぐのタイミングでやってきます。この深い睡眠をしっかりと取るために、気持ちよくスーッと眠りに入ることが大切なんです。重要なポイントは3つ。身体の緊張をオフにしてリラックスする。部屋の暗さ。自然な放熱。なかでも大前提になるのが、身体の緊張をオフにすること。現代人は日中活動している間に、自分でも気が付かないくらいのストレスに晒されているので、これがなかなか上手にできない人が多いんですよ。その方法ですか? 簡単です、膝の力を抜いて曲げるだけ。ほら、自然に身体全体の力が緩んでくるでしょう。これによって、筋肉が柔らかくなり、血行もよくなるので、スムーズに放熱がされるようになるんです。そうです、膝が身体の緊張のスイッチをオフにするんです。このような姿勢を自然に作り出してくれる点で、平らに眠るのではなく角度をつけて眠る、Active Sleepの「入眠角度」という考え方は理に適っていると思います。
ほかに睡眠の質に大きく影響してくるのが、適度な寝返り。この点も、自分が眠りに落ちたことを自動で感知してベッドがフラットに戻るActive Sleepの機能は素晴らしい。今まさに注目されているIoTベッドだからこそ実現できたことですよね。未来の拡張性も含めて楽しみです。
細かく調整できるから、体型が変わっても使い続けられる。
実際に使ってみて、肩の部分を柔らかく調整できるのが特にお気に入りです。私はふだん横向きに寝ることが多いので、どうしても肩が圧迫されて朝起きたときに違和感があるなんてことも……。そんな自分の眠りの特徴や体型に合わせて、マットレスの硬さを部位ごとに細かく調整できる機能は、使ってみて初めてその良さを実感しました。私は仕事柄、オススメのベッドやマットレスをよく訊かれるんですが、一概に「これがオススメです」っていえないんです。ひとりひとり条件は違いますし、体型が変わっていくなんてこともありますよね? その点、このActive Sleepのマットレスは、体型の変化にも合わせてカスタマイズできるので、長く愛用してもらえるんじゃないでしょうか。いろいろな方にもオススメしやすいなと思っています。
Active Sleepの上で過ごすことも増えたような気がします。というのも、最近プロジェクターを寝室に設置したので、寝る前に部屋の壁に猫や美しい風景の動画を映して癒されています。そのうちに寝ちゃうこともあるので、睡眠の質としては良くないんですが、楽しく眠れていますね(笑)。ちなみにそのときはベッドの角度を8度に設定して、クッションを足して横向きで寝ています。
私、4日間連続で100点を取ったことがあるんです。
Active Sleepの魅力ですか? んー、ひと言では難しいですね(笑)。この良さは、寝てみないとわかりません。睡眠の悩みや体型は人それぞれ違いますから。実際に横になってみて、「あ、これが私の正解だ」ってわかるのがいちばんの魅力かなと思います。
昼間のパフォーマンスもすごく上がったなと実感しています。以前からしっかり寝るようにはしていたんですが、使い始めて睡眠に対する意識がさらに高くなったので、よりよく眠れるようになりました。Active Sleepの機能のひとつに自分の睡眠を採点してくれる「睡眠スコア」があるんですけど、私は睡眠のプロですから、日頃から100点を取ろうと心掛けているんです。そうしたら、入眠の時間も早くなったり途中で起きる回数も少なくなって、睡眠の質がどんどん上がっていって。目に見えて点数が高くなっていくことは嬉しいものですよ。次第に日中の活動量も自然と増え、その結果、夜の良い睡眠につながるという好循環が生まれています。あ、ひとつ自慢なんですが、私、4日間連続で100点を取ったことがあるんです。これ、なかなか難しいんですよ。次は1週間100点を取り続けることが目標かな。
三橋美穂(みはし・みほ)
快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、特に枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。著書に『眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破した。https://sleepeace.com/