睡眠の質を上げるためのパジャマの選び方とは?パジャマと睡眠の関係性
「仕事の疲れをとれるように睡眠の質を上げたい」と考えたとき、見直すポイントとして、寝具や環境の改善の他に、パジャマの選び方が挙げられます。しかし、ぐっすり眠れるパジャマを探すうえで、選び方がわからない方も多いのではないでしょうか。このページでは、季節ごとにどんな素材のパジャマを選ぶべきか、今の睡眠の質を把握・計測する方法について解説しています。睡眠の質を改善したい方や今の睡眠の質が良いのかわからない方は、ぜひ最後までご覧ください。
睡眠の質を上げるためのパジャマの選び方とは?パジャマと睡眠の関係性
限られた睡眠時間で質の高い睡眠を…
近年流行している「タイパ」という表現をご存知でしょうか。タイパとは、タイムパフォーマンスの略称です。この表現の流行から、「限られた時間で最大の効果が欲しい」という意識が高まっていることがわかります。休息についても同様に、限られた睡眠時間で効率良く休息を取りたい方が増えています。
国立高度専門医療研究センター6機関が2021年にまとめた「健康寿命延伸のための提言」の中には、「心理社会的要因」という項目の中に「睡眠時間を確保し睡眠の質を向上する。」が含まれています。ここでの内容は、様々な疾患を予防する観点でまとめられた提言です。国としても睡眠の質を上げることを提言していることから、睡眠の質の大切さがわかります。
睡眠の質は、睡眠環境によって左右されます。以降では、パジャマにフォーカスして睡眠環境の中でも気軽に改善しやすい衣類から、睡眠の質をみていきましょう。
参考:疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)
パジャマと睡眠の関係性
まずは、パジャマがどのように睡眠の質に影響するのか、数値を元に解説します。
睡眠に対する意識の高い方の70%以上がパジャマを着用!
株式会社TENTIALが実施した「働く世代の睡眠の質に関する調査」によると、「ご自身の睡眠の質は高いと思いますか?」という質問に対して、63.4%の方が「高くない」「あまり高くない」と回答しました。「高くない」と回答した方を対象に「睡眠の質が高くない理由」を聞いたところ、「寝ても疲れが取れない」という回答が最も多く、45.8%となりました。他国と比較しても日本人は睡眠時間が短い傾向にありますが、睡眠の質にも課題を感じている方が多いようです。
一方、同調査で「普段どのような服装で寝ていますか」という質問には、パジャマ・リカバリーウェアと回答した方が45.2%と最多、さらにパジャマ・リカバリーウェアの利用者のうち93.4%が睡眠を重要視しているという結果になりました。睡眠を重要視している方はパジャマやリカバリーウェアの着用率が高い結果となりました。 睡眠の質を高める手段として、パジャマを取り入れやすいことがわかります。
出典:3月17日(金)は「世界睡眠デー」『働く世代の睡眠の質に関する調査』を発表。
オーガニックコットンパジャマ着用により、寝つきや中途覚醒が改善
「Active Sleep LAB」では、Active Sleep ANALYZERのデータ分析の数字を元に睡眠にまつわる情報を発信しています。「オーガニックコットンパジャマ着用による睡眠への影響を調査」では、スウェットを着用したときと、オーガニックコットンパジャマを着用したときでの睡眠の影響を調査しました。調査では、オーガニックコットンパジャマとスウェットで、睡眠状況の違いを調査。調査の方法は、主観評価と計測機器による客観評価で、ともにオーガニックコットンパジャマを着用したときのほうが高評価でした。特に、「寝つきがよかった」、「途中覚醒が改善された」という項目において改善がみられます。
この調査から、睡眠時に着用する衣服によって、睡眠の質が変化することがわかります。
調査の内容や結果について詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご確認ください。
オーガニックコットンパジャマ着用による睡眠への影響を調査
体温と睡眠の関係性
睡眠の質と体温には、密接な関係性があります。人間は脳の温度が下がる時に身体がリラックスした状態になり、眠気を感じやすく、睡眠に入りやすい状態になります。反対に、脳の温度が高いと、覚醒状態になります。覚醒状態では、スムーズな入眠が難しいです。「入浴してベッドに入ると寝つきが良くなる」、と言われますが、 これは入浴によって一度脳の温度を上げ、ベッドに入るタイミングで脳の温度が大きく下がりやすくなるためです。
また、体温は入眠時以外にも睡眠と関係があります。眠りに入ると、身体は熱を放出して体温を下げようとします。深い眠りに入ると、汗をかくほどに放熱が活発になります。そんな睡眠中の放熱や発汗をサポートするのがパジャマです。しかし、どんなパジャマでも良いわけではありません。通気性、吸水性、保湿性があることがポイントです。季節に合わせて熱を放出しやすい生地・繊維を選びましょう。季節や気温に合ったパジャマを選べば、睡眠中の体温調整をサポートしてくれますよ。
パジャマの選び方
快適な睡眠を得るためには、パジャマ選びが重要です。以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 快適性と適切なサイズ(男女差含む)
- 繊維:綿・シルク・麻・化学繊維
- 生地:織物(二重ガーゼ・サテン・サッカー等)、編物(天笠・スムース等)
3つのポイントについて、順番に解説します。パジャマを選ぶ際に参考にしてみてください。
快適性と適切なサイズ(男女差含む)
パジャマを選ぶ時のポイントは、快適性と適切なサイズです。私たちは毎晩、汗をかいて体温を調整します。そのため、しっかりと汗を吸い取ってムレ感を抑えてくれるパジャマを選ぶ必要があります。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるよう、体温やじめじめ感の調整をサポートしてくれるパジャマ を選びましょう。
また、パジャマのサイズ感はゆったりとしたサイズを選ぶことがおすすめです。タイトな着心地の衣類は避けましょう。締め付け感があると、血液の循環を妨げ、リラックスしにくいためです。また、ジャストサイズやタイトな衣類は、寝返りを打ちにくくするデメリットがあります。人間は睡眠中に寝返りを打ちますが、タイトなサイズ感によって生地が引っ張られてしまうためです。パジャマのサイズ感は、ゆったりとしたリラックスできるサイズを選ぶようにしましょう。
繊維:綿・シルク・麻・化学繊維
睡眠の質を高めるには、パジャマの素材も注意して選びましょう。パジャマによく使われる素材を4つ紹介します。
・綿
綿は、やさしい肌触りで、温度整に優れている天然繊維です。
・シルク
シルクは蚕の繭(まゆ)から作られる天然繊維です。人間の肌に似たタンパク質のため、着心地に優れています。
・麻
麻は、通気性が良く吸水・吸湿性に優れている天然繊維です。綿やシルクと比べると、少しザラザラとした手触りをしています。夏のパジャマの素材としておすすめです。
・化学繊維
化学繊維は、人工的に作られる繊維です。ポリエステル、ナイロン、レーヨンなどがあります。綿とあわせて使用することで、綿の良さを持ちつつ、軽さや型崩れのしにくさをプラスできる繊維です。
生地:織物(二重ガーゼ・サテン・サッカー等)、編物(天笠・スムース等)
パジャマを選ぶ際は、素材に加えて編み方や織り方にも注目してみましょう。同じ素材を使っていても、織り方によって生地の特徴が異なります。
織物には、二重ガーゼ(Wガーゼ)やサッカー織り、楊柳などがあります。季節によっておすすめの織物は変わり、二重ガーゼは真冬以外の通年で利用できます。暑い夏には肌触りがベタつかないサッカー織りや楊柳がおすすめです。
編み物には、天竺(てんじく)やスムース、ニットキルトなどがあります。織物同様、季節によっておすすめが異なります。たとえば、寒すぎない時期であれば、スムースがおすすめです。スムースはすべすべした肌触りで柔らかいことが特徴で、適度な伸縮性があります。パジャマを探す際は、編み方もあわせて確認しましょう。
季節別おすすめパジャマ
季節によって、おすすめできる素材や織り方は異なります。ここでは、春夏秋冬でそれぞれのおすすめのパジャマを紹介します。
- 春:寝返りしやすい厚めの「天竺」や、適度な伸縮性のある「スムース」
- 夏:通気性に優れた「麻」
- 秋:適度な伸縮性のある「スムース」
- 冬:吸水性と保温性どちらも兼ね備えた「綿」
季節によって、適した編み方や素材が違います。それぞれのおすすめを解説します。
春:寝返りしやすい厚めの「天竺」や、適度な伸縮性のある「スムース」
春は、厚めの天竺やスムースで、素材はシルクのパジャマがおすすめです。天竺には、寝返りが打ちやすく、スムースは伸縮性が優れています。特にスムースは、春だけでなく肌寒くなる秋になっても活躍します。
夏:通気性に優れた「麻」
夏は、通気性に優れた麻素材がおすすめです。麻は、肌にべたつかず、蒸れにくい点が魅力です。夏は夜になっても暑さが続き、寝苦しくなってしまいます。麻を選ぶことで、ムレ感を抑えられて寝苦しさの軽減につながります。
秋:適度な伸縮性のある「スムース」
秋は、適度な伸縮性を持ったスムースがおすすめです。スムースはすべすべとした肌触りが特徴です。素材は温度調整ができるシルクを選ぶと良いでしょう。秋だけに限らず、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるように適度に調整してくれます。
冬:吸水性と保温性どちらも兼ね備えた「綿」
冬は、吸水性と保湿性が高い綿(コットン)素材がおすすめです。コットンには種類がありますが、冬におすすめなのはコットンフランネルとコットンパイルで、どちらも保温性に優れています。コットンフランネルは、綿織物を起毛した素材です。着ると温かさを感じるため、冬の時期にぴったりな素材です。コットンパイルは、輪にした糸で構成された素材で、吸湿性や保温性に優れており、ふわふわと柔らかな肌触りをしています。冷えが気になる方におすすめです。
パジャマなどの衣類から睡眠の質の見直しができる
睡眠の質は、睡眠環境によって変化します。特に、ベッドなどの寝具は重要な要素です。そして、寝具と同じくらい、パジャマも睡眠の質に影響が出る要素の1つです。おすすめの素材や織り方、編み方は季節によって異なります。季節ごとに自分に合ったパジャマを選ぶようにしましょう。
また、自分の睡眠状況の把握も大切です。「Active Sleep MATTRESS with sensing ANALYZER」 は、スマートフォンアプリと連携することで、睡眠を毎日モニタリング・分析・スコア化して確認することができます。また、リモコンやスマートフォンのアプリを使って、マットレスの硬さを調整する機能も搭載。その日の気分にあわせて、お好みの硬さに調節できます。睡眠の質を改善したい方は、パジャマや寝具などの睡眠環境を見直すと同時に、自分の睡眠状況も把握すると良いでしょう 。Active Sleep MATTRESS with sensing ANALYZERは下記ページよりご確認いただけます。