高級な化粧品を使うより、眠ったほうが?
美容にとって、睡眠はすごく大事です。人間の身体には、寝ている間に細胞を修復していく、例えば、角質が自然に剥がれ落ちていく機能(ターンオーバー)が備わっています。そのリズムが睡眠不足によって崩れてしまうんです。なので、きれいな肌を生み出すためには、眠りが絶対に必要で、深く取れていることが重要。きちんと眠りを取れているかはパッと見ただけでわかりますよ。肌や爪に明らかに差が出ますから。色艶が出ないとか目の周りにくぼみができるとか。触るとさらによくわかります。高級な化粧品を使うより、眠ったほうが絶対に効果が出ると思うくらい眠りは大事です。
でも、ただたくさん寝れば良いってわけじゃありません。人によって微差はあります。一般的に最適な睡眠時間は6〜7時間ともいわれますが、ショートスリーパーの人や長く寝ないとダメな人もいます。美容の観点からいっても、自分に合った睡眠時間に従ったほうが顔の雰囲気などは全体的に良いと思います。また、良い睡眠を取るためには、寝る前に足の疲れを取っておくことがポイント。足の疲れが全体に及ぼす影響って実は大きいんです。マッサージや足浴などして、足を温めてあげると眠りやすくなりますよ。
ボタンひとつで、私好みになるのがいい。
なので、Active Sleepの足が上がる機能はとてもいいんですよ。私のいちばんのお気に入りかな! むくんだ足が楽になるので、非常に効果がある。それまで足枕を敷いていたんですが、今はボタンひとつ押せば足が上がるようにカスタマイズして使っています。
マットレスも私好みで、ちょっと硬いのが気に入っています。おかげで腰痛も少なくなりました。以前のは柔らかすぎたので、腰が痛くなったときには床で寝ていたことも(笑)。硬さは、腰がちょっと硬め、足は硬め、肩は柔らかめにしています。あ、これ部位ごとに硬さを調整できるんですよ。すごくないですか? 寝たときにかかる重みは場所ごとにそれぞれ違うので、すごく理に適っていますよね。
扱いもすごく簡単でベッドメイキングもしやすい。私、寝るときもそれ以外のときもベッドはきれいな状態であってほしいので、毎日欠かさずやるんです。簡単にですよ。それだけで、部屋がきれいに見えるし、自分の気持ちも整う。朝起きたら顔を洗った後にすることが一日のリズムにもなっています。スタイリッシュなデザインも気に入っているんですけど、もうすこし色気があってもいいかな(笑)。今はイタリア製の麻のシーツなどを合わせてアレンジしながら楽しんでいます。
私自身は睡眠が浅いほうで、眠るのはわりと苦手。だからこそ、なんです。
私の場合、このベッドに横になってすぐに決めました。ぜひ実際に試していただきたいんですが、例えば、腰が痛かったり呼吸がちゃんとできない人にはオススメかな。睡眠時に鼻からの呼吸ができていない人ってけっこう多くて、ついつい口呼吸になりがちなんです。口呼吸ってじつはすごい損な呼吸方法で、歯の食いしばりやいびきの原因になります。それには仰向けで寝て上半身をすこし起こした姿勢がいちばん。このベッドはそこを補助してくれるので、呼吸も楽にできるようになると思います。
美容の観点からいうと、片寄った向きで寝ていると身体のラインや骨のバランスが崩れてしまうので姿勢にも影響が出てきます。だから、癖は直したほうが良くて。その点はこのベッドの入眠角度などの考え方が解決してくれるのではないでしょうか。
かくいう私自身は睡眠が浅いほうで、眠るのはわりと苦手で……(笑)。でも、人によって睡眠や生活もそれぞれ違うんだから自分のサイクルを作っていければいいんじゃないかなって。今いろいろ試しているところです。生まれたときから死ぬときまで、人生の大半をベッドの上で過ごすんですから、皆さんにも快適なものを選んでほしいなと思います。
山本浩未(やまもと・ひろみ)
ヘア&メイクアップアーティスト・美容家。広島県福山市出身。資生堂美容学校卒業後、資生堂ビューティークリエーション研究所にてヘア・メイクアップアーティストとして宣伝、広報、商品開発、教育などに従事。その後、フリーとなる。「今すぐ実践できるメイクテクニック」を発信するメイクアップの第一人者。メイクのみならず、気持ちが元気になるポジティブな美容理論が好評。洗顔料を使わず“温める・拭く・流す”のシンプルメソッド「スチームON顔」などオリジナルメソッドの開発も精力的に行う。3月24日に新著『たるみメイクでなくせます!』(小学館)、2月22日にメガネの田中とコラボした“エイジレスメイクメガネ”「Moi Je」が発売。