「寝落ちもちもち」という言葉をSNSやWebサイトで目にして、どのような意味なのか気になった方もいるのではないでしょうか。今回は「寝落ちもちもち」の意味、 通話中に寝落ちしてしまう原因や注意点、寝落ちしないための対策を解説します。

寝落ちもちもちとは？

「寝落ちもちもち」とは、いったいどのような意味を表すのでしょうか。「寝落ちもちもち」の「寝落ち」は言葉通りの意味で、何かをしているときに眠ってしまうことです。「もちもち」は親しい間柄を表すスラングですが、通話する相手に使う「もしもし」という言葉が変化したものとも考えられています。つまり、「寝落ちもちもち」は仲の良い友人同士や恋人同士などが電話やオンラインで通話している際に、一方が寝落ちしてしまい通話が終了することや、一方が寝落ちするまで通話を続けることを指す言葉といえます。「寝落ちもちもち」は「寝落ち通話」や「寝落ちもしもし」などともいわれます。「寝落ちもちもち」という言葉を誰が使い始めたかは定かではないものの、2010年代半ばごろからSNSで使用されるようになりました。

なぜ寝落ち通話をするのか

なぜ人は寝落ち通話をするのでしょうか。親しい方との電話は、通常の電話や会話とは目的が異なります。人にもよりますが寝落ち通話をする主な理由としては以下3つが考えられます。

・安心感を得たい
・同じ時間を共有したい
・普段できない話をしたい

寝落ち通話をする理由をそれぞれ解説します。

1. 安心感を得たい

誰かと通話をしたまま寝ることで安心感を得たいという理由が考えられます。眠る前に親しい方と楽しく会話をしながら眠れたら、その日の疲れも癒されることでしょう。親しい間柄であれば、気を遣うこともないので寝落ちするまで通話もしやすいかもしれません。1人で眠るより仲の良い友人や恋人と眠りにつくまで通話するほうが、誰かと一緒に寝るという感覚や安心感が得られるようです。これらの安心感を得たいために、寝落ち通話をしたくなると考えられます。

2. 同じ時間を共有したい

寝落ち通話をすることでプライベートな時間を共有したいという気持ちもあるでしょう。恋愛関係や友人関係においても、関係性が浅い場合は、同じ時間を長く共有することで距離を縮められる可能性があります。寝落ち通話をすることで相手と直接会わなくても同じ時間を共有できるのが嬉しく感じるでしょう。

3. 普段できない話をしたい

寝落ち通話は寝る直前のためリラックスしていて本音で話しやすくなります。相手の顔が見えないからこそ、直接言えないことでも相手に伝えやすくなるようです。お互いに普段できないような話をすることでより相手との親密さも高まるでしょう。普段できないような話をしたいというのも寝落ち通話の理由といえるでしょう。

通話中に寝落ちしてしまうのはなぜか

なぜ通話中に寝落ちしてしまうのでしょうか。人はリラックス状態だと眠りにつきやすくなります。暗い部屋や寝室で通話することで身体はリラックス状態になりやすくなります。通話で親しい人の声を聞くと、落ち着いたり癒されたりするのでよりリラックスした状態になるでしょう。リラックス状態になる以外に、話の内容に興味がない場合やつまらない場合も眠気が出やすいので、寝落ちしやすくなります。

寝落ち通話をする際の注意点とは

実際に寝落ち通話したい場合はいくつか注意点があります。寝落ち通話をする際の参考にしてみてください。

1. 自分も相手も睡眠時間を削ってしまう可能性がある
2. 朝にスマホの充電がなくなっている危険がある
3. 寝落ち通話をする場所や環境によって体調へ影響するリスクがある

1. 自分も相手も睡眠時間を削ってしまう可能性がある

寝落ちするまでだと長時間の通話になりやすくなります。一方が寝落ちするまで通話が続くと、お互いの睡眠時間を削ってしまう可能性があるのです。会話をしていると眠気が覚めてしまい、なかなか寝付けないこともあるでしょう。ときどき寝落ち通話をするのは良いかもしれませんが、頻度が多いと睡眠不足につながる可能性があり、それによって日中の眠気を引き起こすこともあります。 寝落ち通話の頻度によってはお互い身体や日常生活への負担が大きくなるので注意しましょう。

2. 朝にスマホの充電がなくなっている危険がある

寝落ち通話をすると翌朝にスマホの充電がなくなっている可能性があります。長時間の電話はスマホの充電を消費します。途中で寝落ちしてしまうとスマホの充電が少なくなった状態のまま朝を迎えることになってしまうかもしれません。 この状態では、朝にアラームが鳴らなかったり、すぐにスマホを使用できなかったりといった問題が発生する可能性があります。

特に、仕事や学校へ行く準備の際にスマホを使う方にとっては再度充電が必要になり、不便に感じるでしょう。電話やメッセージの確認が遅れることや、緊急時に連絡が取れないリスクもあります。
電池がなくならないように充電しながら通話することもできますが、充電をしながらの通話はバッテリーに負荷がかかるため控えましょう。寝落ち通話をするとあらかじめ決まっているのであれば、通話を始める前に充電をしておき、加えてモバイルバッテリーもあらかじめ準備しておくと良いでしょう。

3. 寝落ち通話をする場所や環境によって体調へ影響するリスクがある

寝落ち通話をする場所や環境によっては体調へ影響するリスクがあります。たとえばソファの上で通話をして寝落ちしてしまうと、身体の冷えにつながり風邪を引くリスクが高まります。またソファのような場所では寝返りが打ちづらいので、窮屈な姿勢になってしまって肩や腰などを痛めることもあるかもしれません。寝床に移動してから通話を始めると、寝落ちしても身体を痛める心配は軽減できるでしょう。

寝落ち通話をするときに準備しておくこととは

前段を踏まえて、寝落ち通話をする前には以下の準備ができていると良いでしょう。

1. 寝落ち通話が問題ないか相手の意思を確認する
2. モバイルバッテリーなどを用意しておく
3. イヤホンを用意し周りに配慮する
4. 寝落ちする環境を整える

1. 寝落ち通話が問題ないか相手の意思を確認する

相手に寝落ち通話が大丈夫かどうか確認をしましょう。寝落ち通話は自分だけではなく相手の睡眠時間を削ってしまう恐れがあります。日によっては相手が早く眠りたい場合もありますので、事前に相手の意思を確認しておくと良いでしょう。また寝落ち通話をする時間や頻繁に寝落ち通話をする場合は頻度を決める方法 もあります。

2. モバイルバッテリーなどを用意しておく

寝落ち通話をした翌日はスマホの充電がなくなっている可能性があるため、充電器やモバイルバッテリーなどを用意しておくと安心です。もし翌日に予定があった場合、スマホの充電がなくなると大変です。翌朝気づいたタイミングですぐに充電ができるように、あらかじめ準備しておくと良いでしょう。

3. イヤホンを用意し周りに配慮する

寝落ち通話の際はイヤホンを用意して周りに配慮できると良いでしょう。特に家族や同居人がいる場合は通話している相手の声や音が部屋に響く可能性があります。周りの迷惑にならないようイヤホンを活用すると気にせずに通話できます。特にマイク付きイヤホンを利用すると声のボリュームを落として話せるので便利です。長時間の通話が予想される場合は有線のイヤホンもおすすめです。ワイヤレスイヤホンはスマホと同じように充電がなくなる恐れがありますので、充電せずに利用できる有線のイヤホンだと安心でしょう。

ただし、寝落ち通話の場合、イヤホンをしたまま寝ることで生じるリスクも考慮する必要があります。長時間イヤホンを装着したまま眠ると、耳に圧迫感を感じたり、快適な睡眠を妨げたりする可能性があります。また、有線イヤホンは首に絡まる危険性もあるため、寝る直前には外すようにしましょう。

4. 寝落ちする環境を整える

寝落ち通話は長時間の通話が予想されます。環境を整えることで通話中に楽な姿勢が保てると身体への負担も軽減できるでしょう。寝落ち通話の頻度が多いのであれば、ベッドやマットレスなどの寝具にこだわる方法もあります。

寝落ち通話をしやすい環境

寝落ち通話をするのであればどのような環境が良いのでしょうか。通話しながらの寝落ちに備え、ベッドや布団などの寝床で通話するのが一般的です。寝落ち通話により睡眠時間が短くなると身体の疲れも取れにくくなることが予想されます。身体への負担を減らすためにも寝落ち通話をしやすい環境が整っていると安心です。

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寝落ち通話を楽しく、快適に

本来はきちんと寝ようと思って寝床で入眠するのが身体にとっては良いですが、寝落ち通話をする際は環境に気を配ることが大切です。寝床ではないところで寝落ちをしてしまうと、風邪を引いてしまったり身体を痛めてしまったりする危険があるので、通話をする場所には気を付けましょう。また、寝具にこだわりをもって睡眠環境を整えると良いでしょう。寝落ち通話をする際は、相手の意思を確認したりスマホの充電がなくならないように準備したりすることも大切です。睡眠環境にも配慮して快適な寝落ち通話を楽しんでください 。